ngrok – ローカル環境へインターネットからアクセスできるサービス
ローカル環境へインターネットからアクセス
ローカルPCで開発しているアプリをインターネットからアクセスさせたい、Facebook・Twitter・GoogleなどのSNS認証のリダイレクト先を自身のPCにしたい。そんな、インターネットからローカル環境へアクセスさせることができるサービスが「ngrok」です。
最近はSSLが必須となっており、ローカルPCでSSL環境をつくるのが面倒な時にも要求を満たしてくれます。
ngrok
メリット
- ローカルで開発しているアプリケーション(Web以外も可)をインターネットからアクセスできるようになる
- SSLも提供されているのでhttpsでアクセスしなければいけない外部サービスとの連携ができる
- サブドメイン名を固定することもできる(有料)
- サーバの場所も指定可
デメリット
- 海外のサービスであり、海外を経由してアクセスしてくるため200~300msのロスがあります。なるべく近いリージョンを利用しましょう。
使い方
ngrok.com のサイトからプログラムをダウンロードし、解凍します。
ログインすると、Tokenを確認することができますのでコピーし、Auth Token を登録します。
ngrok authtoken
ngrokの起動は簡単、ポート番号を指定して起動すれば完了です。
ngrok http 80
インターネットからアクセスできるようになります。
上記に表示されているWeb Interfaceの画面を開くと、アクセス履歴などが残っています。
オプション
リージョン(-region)
サーバの場所を指定することができます
- us – United States (Ohio)
- eu – Europe (Frankfurt)
- ap – Asia/Pacific (Singapore)
- au – Australia (Sydney)
ngrok -region ap 8080
サブドメイン(-hostname)※有料
サブドメインを指定することもできます。
ngrok http -hostname=subdomain.ap.ngrok.io --region ap 8080
プラン
新プランにて実質的には値上げとなりました。
- FREE(無料)
- Personal($10/月、$96/年)
- 固定サブドメイン
- Pro($25/月、$240/年)
- Enterprise($75/月、$780/年)
以下は旧プラン。
- Basic($5/月)
- 固定サブドメイン(3つまで)の取得
- Pro($10/月、$99/年)
- 2つまで同時にngrokの起動が可能
- Business($15/月、$144/年)
- IPアドレス制限