指定したアドレス宛ての通信のみVPN通信を行う(Windows)

設定方法

WindowsからVPNでネットワークを接続すると、すべての通信がVPN経由となってしまう場合があります。サーバや、接続先のネットワークだけVPNで通信を行いたい場合、VPN経由の通信を外して、必要な通信のみVPN経由とします。

VPN経由の通信を行わないようにする

VPNの設定画面(IPv4)を開きます。すべての通信がVPN経由とならないように「リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う」を外します。また、「クラスベースのルート追加を無効にする」をチェックします。

必要な通信のみVPN経由とする

特定の宛先に向けた通信をVPN経由とします。ネットワークのルーティング設定を追加します。「指定した宛先」への通信が「VPN経由」となるようにルーティングを設定していきます。

インターフェース番号

VPN接続後に、コマンドプロンプトから「route print」で表示させます。VPN名から、左側に表示されているインターフェース番号を確認します。下記の場合は「27」がインターフェース番号です。

[highlight_bash] C:\Users\Administrator>route print =========================================================================== インターフェイス一覧 4…xx xx xx xx xx xx ……Network Device #0 27………………………VPN 1………………………Software Loopback Interface 1 17…00 00 00 00 00 00 00 e0 Microsoft ISATAP Adapter 16…00 00 00 00 00 00 00 e0 Teredo Tunneling Pseudo-Interface =========================================================================== [/highlight_bash]

ルートの設定

コマンドプロンプトからルートを設定します。ネットマスク(下記の 255.255.255.255)を広げれば、ネットワークに範囲を広げることができます。

[highlight_bash] route add [通信先] mask 255.255.255.255 [VPN接続先] metric 1 if [インターフェース番号] [/highlight_bash]

Windows

Posted by kidatti